第四回 絵の具の準備 群青(ぐんじょう)
絵の具について
日本画の絵の具には岩絵の具と泥絵の具(水干《すいひ》絵の具)があります。岩絵の具は元来天然石を細かく砂状にした絵の具で高価なものです。現在では、化学合成で作られた新岩絵の具があります。
しかし、いずれにしても岩絵の具の扱いは難しいので、ここでは水干絵の具で制作していきます。
膠(にかわ)について
日本画は接着剤に膠を使います。画材店では数種の膠が販売されていますが、ここでは鹿膠(しかにかわ)を使います。
膠を溶くのが面倒な方は、濃縮された溶き膠が市販されていますので説明書をよく読んで薄めて使ってください。
【鹿膠を溶く注意】
1.水180ccに4~5粒入れて湯せんで溶く。沸騰させないよう注意してください。
2.冷蔵庫で保管できますが、何度もあたため直すと濃度が変わりますので、描くたびに溶くようにしましょう。
絵の具の準備の一連の流れを動画見ることができます。
今回は、虚空蔵菩薩像の背景に使う群青を例にとり、溶き方を説明していきます。
すべての色がこの通りというものではありませんが、大まかな流れは同じです。

絵の具を溶くのに必要な道具です。(左から電熱器・水・絵皿・水干絵の具・膠)
絵の具を絵皿に上の写真程度出します。
指の腹で絵の具を潰しながらサラサラになるまで、慣らしていきます。

膠を数滴ずつ加え、絵の具全体になじむよう混ぜていきます。皿全体を使い均等に伸ばしていきます。


膠が均等に混ざり、皿全体に延ばしたら電熱器に載せ水分を飛ばします。この作業も全体を均等に乾かすよう皿を動かす・息を吹くなどしてください。

水分が飛んだら、もう一度膠を加え、混ぜていきます。膠が全体になじんだら、水を加えます。

数滴ずつ混ぜながら加えていきます。写真のようになるまで水を加えます。
これで絵の具の完成です。

ここで作った絵の具で背景を塗っていきます。
日本画の絵の具には岩絵の具と泥絵の具(水干《すいひ》絵の具)があります。岩絵の具は元来天然石を細かく砂状にした絵の具で高価なものです。現在では、化学合成で作られた新岩絵の具があります。
しかし、いずれにしても岩絵の具の扱いは難しいので、ここでは水干絵の具で制作していきます。
膠(にかわ)について
日本画は接着剤に膠を使います。画材店では数種の膠が販売されていますが、ここでは鹿膠(しかにかわ)を使います。
膠を溶くのが面倒な方は、濃縮された溶き膠が市販されていますので説明書をよく読んで薄めて使ってください。
【鹿膠を溶く注意】
1.水180ccに4~5粒入れて湯せんで溶く。沸騰させないよう注意してください。
2.冷蔵庫で保管できますが、何度もあたため直すと濃度が変わりますので、描くたびに溶くようにしましょう。
絵の具の準備の一連の流れを動画見ることができます。
今回は、虚空蔵菩薩像の背景に使う群青を例にとり、溶き方を説明していきます。
すべての色がこの通りというものではありませんが、大まかな流れは同じです。

絵の具を溶くのに必要な道具です。(左から電熱器・水・絵皿・水干絵の具・膠)
絵の具を絵皿に上の写真程度出します。
指の腹で絵の具を潰しながらサラサラになるまで、慣らしていきます。


膠を数滴ずつ加え、絵の具全体になじむよう混ぜていきます。皿全体を使い均等に伸ばしていきます。




膠が均等に混ざり、皿全体に延ばしたら電熱器に載せ水分を飛ばします。この作業も全体を均等に乾かすよう皿を動かす・息を吹くなどしてください。


水分が飛んだら、もう一度膠を加え、混ぜていきます。膠が全体になじんだら、水を加えます。


数滴ずつ混ぜながら加えていきます。写真のようになるまで水を加えます。
これで絵の具の完成です。

ここで作った絵の具で背景を塗っていきます。
