第三回 地塗り
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第三回
地塗り
地塗りは画面全体に色をつけることで、和紙表面の肌理を整え絵の具を載りやすくします。地塗りは絵の具を適正に溶いていないとせっかく描いた下絵の墨の線が見えなくなります。苦手な方は地塗りをせず、尊像のみ彩色してください。
今回は胡粉(ごふん)を溶かしたものを使用します。胡粉の準備をご参照ください。
今回使用する道具は以下のとおりです。
○裏打ちした本紙
○和黄土(水干絵具)
○胡粉を溶かしたもの(詳細は胡粉の準備参照)
○膠(湯せんで溶かしたもの)
○刷毛
今回の一連の流れを、動画でも見ることができます。
地塗り
地塗りに使う絵の具の準備です。
和黄土を溶いていきます。
和黄土を小さじ一杯くらい皿に入れます。

和黄土を皿全体に広げる程度の膠を入れて指で溶いてください。膠が足りないようでしたら少しずつ足してください。


皿全体に均等に広げたら、電熱器で、水分を飛ばします。皿を動かして、まんべんなく乾かしてください。


乾いたら、皿の熱を冷まし、膠を小さじ1足します。指でよく練りこんで、水を少しずつ加えていきます。

和黄土全体が溶けたら、胡粉を混ぜます。水を少し足し、本紙全体を塗れる量にします。胡粉を入れる量は和黄土の色があまり白っぽくならない程度です。



絵の具が完成したら、刷毛で全体を塗っていきます。刷毛を直立にし、毛先で画面をなでるように塗っていきます。塗りむらができないよう気をつけてください。




ここまでで、地塗りは終了です。
次回は背景に色を塗っていきます。
地塗りは画面全体に色をつけることで、和紙表面の肌理を整え絵の具を載りやすくします。地塗りは絵の具を適正に溶いていないとせっかく描いた下絵の墨の線が見えなくなります。苦手な方は地塗りをせず、尊像のみ彩色してください。
今回は胡粉(ごふん)を溶かしたものを使用します。胡粉の準備をご参照ください。
今回使用する道具は以下のとおりです。
○裏打ちした本紙
○和黄土(水干絵具)
○胡粉を溶かしたもの(詳細は胡粉の準備参照)
○膠(湯せんで溶かしたもの)
○刷毛
今回の一連の流れを、動画でも見ることができます。
地塗り
地塗りに使う絵の具の準備です。
和黄土を溶いていきます。
和黄土を小さじ一杯くらい皿に入れます。

和黄土を皿全体に広げる程度の膠を入れて指で溶いてください。膠が足りないようでしたら少しずつ足してください。




皿全体に均等に広げたら、電熱器で、水分を飛ばします。皿を動かして、まんべんなく乾かしてください。



乾いたら、皿の熱を冷まし、膠を小さじ1足します。指でよく練りこんで、水を少しずつ加えていきます。


和黄土全体が溶けたら、胡粉を混ぜます。水を少し足し、本紙全体を塗れる量にします。胡粉を入れる量は和黄土の色があまり白っぽくならない程度です。






絵の具が完成したら、刷毛で全体を塗っていきます。刷毛を直立にし、毛先で画面をなでるように塗っていきます。塗りむらができないよう気をつけてください。







ここまでで、地塗りは終了です。
次回は背景に色を塗っていきます。
